マテックスは MATERIAL TECH CARE SERVICE の略称で「品質の確かな商品を誠意を持って流通のお手伝いをさせていただく」という思いが込められています

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― トッピクス ―

2023年7月3日

2023年の後半がスタートしました。前年はウクライナ危機や欧米の金利上昇、中国のゼロコロナ政策などの影響によって世界のGDPは前年比で2.8ポイント減の3.4%、日本も1.0ポイント減の1.1%の成長にとどまりました。欧米の利上げの先行き、中国の今後の動向など世界景気を見通すには不確かな要因が多くあります。国内的にはエネルギー価格の高騰による輸送コストの上昇、人材確保に伴う人件費の引き上げという課題にも直面しております。

当社の売上高は前年比8%減収の約20億円、経常利益については、前年を30%程下回る減益となりましたが、過去数年の業績と比べても比較的良い成績を収めることができました。社員のモチベーションの向上により、全体として活性化が進み評価できる一年であったと思います。

海外から見て我々リサイクル業は成長業界と捉えられています。中国業者などの日本国内への進出もめざましいほどです。今年の5月には鉄リサイクル工業会が「適正ヤード推進委員会」を設置し、海外業者も日本の法令に基づいた運営をするように求めています。しかし、個人的な意見としては4半世紀ほど対応が遅すぎると感じております。非鉄業界を含め、行政の適正な監視のもとに「不適正ヤード」の撲滅に努め、同じ土俵で商売が出来るようになればと思います。中国系ヤード業者の乱立による競争激化に如何に対応するかが大きな課題です。これからは、垣根を越えた取引も増えてくると予想され、以前にも増してグローバルな観点での対応が求められます。

当社としては、今後も品質の良いものを継続的にメーカーへ納めるべく、スクラップの価値を見出す努力を重ねることを心掛け、資源を有効的に活用する為の環境を整えつつ、社員一人一人が意欲と探究心をもって仕事に取り組んで参ります。リサイクル業はカーボンニュートラルを目指す循環型社会にとって欠かせないものであり、大きな可能性のある成長分野でもあります。仕事を通して携わることに誇りを持ち、一歩ずつ前進していきたいと思います。

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